トヨタが開発中の軽量FRスポーツカーは、1.5L NAエンジンの搭載が濃厚

トヨタ

86より小さいトヨタの軽量FRスポーツカーは、1.2Lターボまたは1.5L NAを搭載

トヨタではライトウェイトFRスポーツカーの開発が進められている。

(写真は86)
86 トヨタ 2015年

トヨタが2012年にデビューさせた86は、2.0Lの水平対向エンジンを搭載したモデルであった。開発中の軽量FRスポーツカーはこの86よりもさらに小さなサイズのエンジンが搭載される。

(写真は2.0L水平対向のFA20型エンジン)
BRZ FA20

そのエンジンとしては2タイプが候補となっている。
まずは直4 1.5LのNAエンジンを縦置き搭載しFR化させたもの。

(写真は8NR-FTS型エンジン)
8NR-FTS

もう一つは直4 1.2Lターボの8NR-FTS型エンジンで、こちらはオーリス120Tとして搭載されるのと同タイプ。こちらも縦置きされることになる。

ただし、最近では1.5L NAエンジンのみの採用が有力視されつつある。

小型FRスポーツに搭載されるエンジンはダウンサイジングターボの8NR-FTS型よりも1.5L NAの可能性が高い

開発中のFRスポーツは、低価格であることも重要なテーマである。86ではエアコンレスの200万円未満のモデルがかつてラインアップされたが、現在はGグレードの248万8909円がエントリー価格として設定されている。新型FRスポーツはこれよりも安い価格帯を目指して開発されており、高コストな8NR-FTS型エンジンの搭載はやや難しいと考えられる。

(写真はマツダ・ロードスター)
mazda roadster MX-5 ロードスター スカイアクティブG

1.5LクラスのFRスポーツカーと言えば、マツダがロードスターを2015年5月にフルモデルチェンジしたばかり。トヨタ&マツダの提携により、ロードスターのパワートレインが流用されるという可能性も期待したい。ロードスターのSKYACTIV G 1.5と6MTの組み合わせはローコストなシステムとは言いがたいが、FR化などの新たな開発コストは不要だ。

マツダロードスター シャシー エンジン

このトヨタの新型FRスポーツカーは、2015年10月の東京モーターショーでコンセプトモデルの発表、2017年頃の発売が予想される。

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