スズキ・ワゴンRのフルモデルチェンジは年明け早々、2016年内は難しそう

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ワゴンRのフルモデルチェンジ遅れる、2017年1月の発表を予想

スズキの新型車投入ラッシュに、軽自動車主力のワゴンRが含まれていたが、これは2016年内には間に合わず、2017年1月にずれ込む可能性が出てきた。

(写真は現行ワゴンR)
ワゴンR 2015

現行ワゴンRにはS-エネチャージと名付けられたマイルドハイブリッドシステムが上位モデルに採用されている。今回のフルモデルチェンジでさらなる性能向上が求められるわけだが、その手段として考えられるのが登録車で先行採用されてきた技術の転用である。

次期ワゴンRのハイブリッドモデルはデュアルジェットエンジン+Sエネチャージ

前回のレポートでは、ソリオで先行採用されたストロングハイブリッドの技術が次期ワゴンRに採用される可能性について書いた。しかし、むしろエンジンユニットの大幅改良によりJC08モード燃費向上が図られるという。スイフト、ソリオ、イグニスなどで先行採用されるデュアルジェットエンジンが軽自動車向けエンジンにダウンサイジングされ、次期ワゴンRから採用される見込みとなっている。

(写真はデュアルジェットエンジン+マイルドハイブリッド)
デュアルジエットSHVSマイルドハイブリッド 1.2L

また新型プラットフォーム採用による軽量化も地味ながら基本性能アップに大きく貢献することになる。スズキは2014年12月にデビューしたアルトでプラットフォーム改良による大幅軽量化を実現しており、この技術は新型ワゴンRにも使われることになる。

(写真は従来型MRワゴン)
MRワゴン

ワゴンRが属するベーシック軽ワゴンのセグメントでは、コンセプトが近いMRワゴンがカタログ落ちし後継モデルも設定されていない。従来のMRワゴンユーザーの受け皿となるためにもこれまで以上にワゴンRの重要性が高まっている。

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