ノートe-POWER SのJC08モード燃費は37.2km/L、普及グレードは34.0km/L

日産

日産ノート e-POWER Sはエアコンレス、37.2km/Lでクラス最高燃費

ノートe-POWERの公式発表が2016年11月2日に迫り、その詳細スペックが次第に判明しつつある。JC08モード燃費は37.2km/Lとなる見込みとなった。

(写真は現行ノート)
日産ノート

ノート e-POWERの燃費性能は、プリウスの37.2km/Lと同値、アクアの37.0km/Lを上回ることになる。

ノート リアコンビネーションランプ

ただし、この37.2km/Lのモデルはノート e-POWER Sと名付けられた燃費特化グレードとなる。装備の簡略化により軽量化され、税込み車両価格としては177万2280円が設定される。そしてこの装備の簡略化が問題で、エアコンレスになる見込み。ライバルとなるトヨタ・アクアにも燃費特化グレードは存在するが、リアウィンドウが手動式になる程度のことであり、商用車グレードとしては十分使えるものであった。ノート e-POWER Sはクラス最高燃費を謳うためだけに設定されたグレードと考えて良さそうだ。

ノート e-POWER Xは34.0km/L、日産のシリーズ式ハイブリッドは実質的にアクアのTHSⅡに劣る

普及モデルはノート e-POWER Xということになり、JC08モード燃費は34.0km/L、税込み車両価格は195万9120円となる。このほかフラグシップグレードとして、ノート e-POWER メダリストが224万4240円に設定される。

(写真はトヨタ・アクア)
アクア

アクアは幅広いグレードで37.0km/Lを達成しており、結局のところ日産のシリーズ式ハイブリッドを搭載したノートe-POWERは、燃費性能の面でアクアに及ばなかったことになる。さらにアクアはモデル末期であるから、2017-2018年頃とされるフルモデルチェンジで現行プリウスの新世代THSⅡのダウンサイズ版を搭載させ、大幅に燃費性能を上げてくることが予想される。

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