GT-R搭載のハイブリッドエンジンはダイムラーとの共同開発の可能性あり

日産

GT-Rのハイブリッド化は2015年前後に行われると予測

日産ではGT-Rのハイブリッド化について何年も前から研究が続けられている。ライバルのホンダ・NSXが500ps超のSH-AWDハイブリッドシステムを搭載し2014年にもデビューすることが確実視されるなか、GT-R ハイブリッドも商品化に向けて具体的な動きが求められる時期に来ている。
GT-R R35
一方で、次期モデルのR36型GT-Rの発売時期としては、2015年説、2018年説とあるぐらいで、ハイブリッド化がR36型へのフルモデルチェンジのタイミングで行われるのか、あるいは現行R35型の後期モデルからなのかは、まだはっきりしない。いずれにせよ、2015年前後にハイブリッドエンジン搭載のGT-Rが登場する可能性が高いと考える。
GT-R 日産 2013上海

GT-Rに搭載されるハイブリッドシステムはダイムラーV6エンジンがベース

GT-Rへ搭載されるハイブリッドシステムは、ダイムラー製V6 3.0Lツインターボエンジンを基本にモーターアシストを加えたユニットが現在のところ有力である。そして、モーターやその制御部分の開発については、日産で行われるはずだから、日産&ダイムラーによる合作エンジンということになるだろう。こういった開発背景からも、このハイブリッドシステムはメルセデスベンツ・SLS AMGのようなダイムラー側のスポーツ車種へも搭載されるのではと予想できる。また、ハイブリッド版GT-Rが2015年デビューということであれば、今からのエンジンユニットの大幅な変更は難しいという考えもあり、このダイムラー製V6エンジンの搭載を確実視する意見もある。
GT-R nissan
GT-R開発責任者の水野和敏氏が2013年春で日産を退職したこともGT-Rを語るにおいて大きなトピックである。これを機に開発スタッフの多くがメンバーチェンジし、今後全くの別案が動き出す可能性も否定できないだろう。

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