GT-Rの2014年モデルはエクステリア変更、ハイブリッド化の可能性も

日産

GT-Rが2013年秋に新デザインで登場

2007年にデビューした現行R35型GT-Rは、今年2012年で5年目を迎える。昨年2011年にはエンジンユニットの強化が行われ、最高出力550psへのパワーアップを果たしている。
このような年次改良が重ねられてきたGT-Rだが、エクステリアデザインについては、初期モデルから大きな変化がないままであった。次期2014年モデルでは、いよいよフェイスリフトを含めたデザイン変更が予定されている。詳細なデザインについては、今後の発表を待ちたい。
ただし、デザイン変更とは言ってもフルモデルチェンジに相当する改変ではない。GT-RのR35型としての販売は、当初2015年までの計画であったが、これが3年延長しており、フルモデルチェンジは早くても2018年の見込みとなっている。

(写真は現行GT-R)
GT-R-2012-beijing

GT-Rが来年ハイブリッド化される可能性もある

当初2015年に計画されていた次期モデルR36 GT-Rは、ハイブリッドエンジンの搭載が有力視されていたのだが、それが2018年まで延期となれば少し話が違ってくる。2018年のハイブリッド化では遅すぎるのだ。既にポルシェは、プラグインハイブリッドの918を2013年9月18日より生産開始することを発表しており、上級スポーツカーにもハイブリッドユニットの搭載が当たり前になりつつある。現在の日産は、セレナやティアナといった普及車に多くのハイブリッドカーを投入していく段階にある。ハイブリッド化の動きにGT-Rも遅れをとることはできないだろう。

日産は、GT-Rベースのパワーユニットを使ったハイブリッドコンセプトカー、インフィニティ・エッセンスを2009年のジュネーブモーターショーで発表している。そのハイブリッドユニットの完成度は、まだ市販レベルに達してはいないと見るのが正確なところだろうが、数年以上前からGT-Rのハイブリッド化を検討していたことは明らかだ。
また、近年の日産は、業績が好調である。2011年度の日産ルノーの連結販売台数は802万台を記録しており、これはGM、フォルクスワーゲンに次ぐ世界3位で、トヨタを上回る業績になっている。予算問題を含めたGT-Rの開発環境は比較的恵まれている時期にあるはずだ。
ビッグマイナーチェンジに相当する2014年モデルGT-Rにハイブリッドを投入してくるという可能性は少なくないと見ている
(写真はインフィニティ・エッセンス)
インフィニティ エッセンス

2014年GT-Rのハイブリッド化は、まだ噂の域を出ない話だが、デザイン変更については、ほぼ間違いなく行われる見込み。
来年2013年の秋に開催される東京モーターショーでは、フェイスリフトされた2014年モデルのGT-Rが披露されるはずだ。

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