ホンダ・N BOXが2011年12月中旬発売、価格は124万円から

ホンダ

N BOXは新型エンジン、新型CVTで燃費性能も高い

N BOXはホンダの新型軽自動車。ダイハツ・タントやスズキ・パレットの対抗となるスーパーハイトワゴン軽としてデビューする。
後出しなだけに、燃費性能、室内広さともにライバル車を大きく引き離すスペックとなる。
なかでも、ホンダならではのセンタータンクレイアウトが採用され、室内長2180mm×室内幅1350mm×室内高1400mmと軽自動車最大の室内空間を確保したのがN BOX最大の魅力。
さらにフィットでお馴染みの後席座面を跳ね上げるシートアレンジ、トールモードを備えるなど、ユーティリティ性能の高さも自慢だ。
2011年12月中旬発売予定で、車両価格はベースモデルが124万円から、装備の充実したメイングレードが134万円から、
専用エアロのN BOXカスタムが144万円から、N BOXカスタムターボが178万円からとなる。

N BOXから採用されるホンダ軽自動車の新型エンジン

N BOXに採用されるエンジンは、従来のゼストやライフのものとは違い、新設計されたもの。
NA仕様で最高出力58psとなり、従来のホンダの軽自動車用エンジンの性能を凌ぐことになる。
この新型エンジン、非常にコンパクトに仕上げられており、エンジンルームを小さくすることに成功。
その分を室内空間に割り当てることができ、N BOXは軽自動車最大の室内空間を実現した。
10・15モード燃費は24.5km/Lで、タントやパレットの22.5km/Lを2km/Lも超える性能だ。
NA車にはアイドリングストップ、横滑り防止装置が標準装備されることもライバル車に対してアドバンテージとなっている。
また、現行のホンダ軽自動車では設定の無かったCVTが新開発され、N BOXに採用されることになる。

N BOXのターボ仕様が高すぎ

専用フロントデザインのN BOXカスタムも同時発売され、このうちの一部グレードにターボエンジンが搭載される。
こちらは最高出力64psとパワー十分。ターボ車ながら10・15モード燃費は21.0km/Lと良好。
NA車には標準装備されたアイドリングストップがターボ車には装備されないのが残念。
だが、一番の問題はターボ車の価格設定。
NAのカスタムGが144万円からとライバルと大差ないが、ターボエンジン採用グレードは178万円からとかなりの高額。
ターボ車を選ぶなら20万円以上も安いパレットSWターボの選択が、デザインを含めて妥当か。
デザイン面であまり褒められることのない新型N BOXだが、カスタムは写真を見る限りさらにひどいものに感じる。

N BOXとタントとパレットを比較、お薦めは?

広さ重視ならN BOXの選択は十分にアリ。
ただし価格とデザインのバランスを考えるとN BOXカスタムの選択は薦められない。
ターボ仕様も価格が高すぎる。

タントは左側ピラーレスがメリット。
N BOXの登場でこれ以外に大きなメリットが無くなってしまった。
2012年のフルモデルチェンジ待ち。

室内がやや狭いことに妥協できるなら、パレットが価格、装備、デザインのバランスが一番いい。
メイングレードでサイドエアバッグが標準装備されるほか、乗り心地、操縦安定性も評価が高い。

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